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日々のお便り

ここでの暮らしと、お便り

結ひの杜の暮らしと、児童福祉のいま、そして広く社会のテーマまで。「ホームでこんな話題が上がりました」「こんな出来事がありました」── 日々を綴る場として、文字と動画でゆっくりと発信していきます。

木のテラスに開いて置かれた、古い本と落ち葉(イメージ)
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お便り

ホームでの日々のことと、児童福祉をめぐるいま。月に一度をめやすに書いていきます。

窓辺の一輪挿しに活けられた季節の花(イメージ)
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【掲載のきまり】入居者・退所者に関する記事は、①ご本人の同意を得たうえで、②氏名・年齢・出身地・在籍校・勤務先は書かず、③出来事の時期を少なくとも3か月ずらし、④行事名・店舗名・地名など場所が特定できる固有名詞は用いず、⑤ご本人が特定されうる写真は掲載しません。個別のエピソードは、複数の事例をもとに再構成して記しています。

2026年8月28日考えていること

「自立」という言葉について

自立援助ホーム、という名前がついています。この「自立」を、ひとりで何でもできるようになること、と受け取る方が多いように思います。ここを出るときには、誰にも頼らずに生きていける人間になっていなければいけない、と。

そうではありません。むしろ逆です。

ここを出てから困るのは、たいてい次のような場面です。給料明細の見方が分からない。健康保険証をなくした。市役所から来た封筒の意味が分からない。熱が出たが、どの病院に行けばいいのか分からない。部屋の更新の連絡が来たが、何をすればいいのか分からない。

どれも、知らなければ分からないことです。そして、ひとりで抱えていると、そのまま止まってしまう。家賃が払えなくなって、住むところを失う。そういう順番で崩れていきます。

だから私たちが伝えたいのは、困ったときに「これ、どうしたらいい?」と誰かに聞ける、ということのほうです。それができれば、たいていのことは何とかなります。できなければ、どれだけ稼いでいても行き詰まります。

在籍しているあいだに、職員に何度でも聞いてください。聞くことに慣れてほしいからです。そして退所したあとも、連絡先は変わりません。何年経っていても構いません。

2026年8月28日制度のこと

年齢の区切りが変わりました

自立援助ホームには、長いあいだ年齢の上限がありました。原則は20歳未満。20歳を超えて利用を続けられるのは、22歳になる年度の末までで、しかも高校や大学に在学していることが条件でした。

これが、令和4年の児童福祉法改正で変わりました。令和6年4月1日から施行されています。

改正後の対象は「満20歳以上の措置解除者等で高等学校の生徒、大学生その他のやむを得ない事情により自立生活援助の実施が必要と都道府県知事が認めた者」となりました。つまり、22歳の年度末という一律の線引きがなくなり、学校に通っていることも必須ではなくなったということです。都道府県知事が必要と認めれば、その時点まで続けられます。

なぜこれをお知らせするかというと、年齢を理由に自分から諦めてしまう方がいるからです。「もう20歳を過ぎているから無理だろう」「学校に行っていないから対象外だろう」── そう考えて、連絡をせずにいる。

判断するのは私たちでも、あなたでもありません。まず連絡をください。そのうえで、児童相談所と一緒に考えます。

出典:厚生労働省「児童福祉法等の一部を改正する法律(令和4年法律第66号)の概要」
https://www.mhlw.go.jp/content/000994205.pdf

2026年8月28日このサイトのこと

画面の右下に「すぐ閉じる」を置いている理由

このサイトのどのページにも、右下に「すぐ閉じる」という小さなボタンがあります。押すと、天気予報のサイトに切り替わります。

先に、正直に書いておきます。このボタンを押しても、スマホやパソコンの「履歴」からこのサイトが消えるわけではありません。履歴を開かれたら、ここを見ていたことは分かります。「戻る」を何回か押しても、戻れてしまいます。

人に見られたくないときは、開くときから気をつけてください。

  • iPhone(Safari)── 右下のタブのマーク →「プライベート」を選んでから開く
  • Android(Chrome)── 右上の「⋮」→「シークレット タブ」から開く
  • もう開いてしまったあとは、ブラウザの「履歴」から「結ひの杜」と書かれた行を消してください
  • いちばん確実なのは、自分のスマホではなく、学校や図書館のパソコン、友だちのスマホから見ることです

「すぐ閉じる」は、いま隣に人が来たとき、一秒で画面を変えるためのボタンです。あとから調べられたときに守ってくれるものではありません。そこは、はっきりさせておきます。

置いている理由は単純です。このサイトを、家の中で、誰かに見られたくない状況で開いている人がいるからです。

親のいる部屋で、スマホを伏せながら読んでいるかもしれない。誰かが階段を上がってくる音が聞こえたら、一秒で消したいかもしれない。そういう読まれ方を想定しています。

同じ理由で、2つのホームの詳しい住所はこのサイトに書いていません。「愛知県 津島市 内」「愛知県 海部郡 蟹江町 内」までです。関係機関の方にはお伝えしますが、公開はしません。ここで暮らしている人が、追ってきた誰かに見つかることがないようにするためです。

電話番号は大きく載せています。050-3627-8217。24時間、いつでもかけてください。すぐに出られないときは、少しあとにもう一度かけてください。番号がわかれば折り返します。声を出せない状況なら、メールでも構いません。